• 2018/04/23

自宅兼事務所の理想形・・・海外の家づくりから学ぶ

日本国外に目を向けると、世界各国、その土地や生活に合った様々な住宅があります。日本での家づくりにも取り入れられるヒントがたくさん!

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海外にもいろいろなスタイルの住宅建築があります。インターネットのおかげで、その土地に行かなくともそれらを見ることができるようになりました。
日本の風土や生活環境に近い国々の住宅は、日本での家づくりやインテリアを考えるのに、とても参考になりますね。
家を建てる予定のない方、模様替えはまだまだ・・・という方も、ただ見ているだけでも楽しめるサイトがたくさんあります!
いつか、そのときのために・・・と妄想しながら見るのもいいですね♪

さて、今回はそんなサイトの中からhttps://www.archdaily.com/で紹介されていた、中国、上海の住宅に関する記事を、日本語に翻訳してお届けしたいと思います!
元記事はこちら

こちらの記事では、自宅兼事務所の住宅(アパートメント)を紹介しています。
元は別々のものだった隣どうしのアパートの部屋をリノベーションして作られているようです。

同じような状況に限らず、自宅と職場・事務所を兼用にしている方は日本でも最近増えているのではないでしょうか。
そんな方にも参考になりそうです!
記事の文章だけでなく、写真もたくさんあるので、きっと見るだけでも参考になりますよ♪

以下、翻訳記事


© Architect’s Studio/Su Sheng Liang

住居と職場を融合させるには?

探す

上海のような現代的な都市ではスペースの関係上、住居と仕事場を兼ね備えた建築を見ることは皆無に等しい。
しかし、私達アトリエ Tao +c はこの必要性を強く感じ、新しく考案された建築方法を用いて、しかも低価格でこの問題を解決した。

私達は、建築士不明のアパートの一階に、内装は時代遅れだが小さな部屋を見つけた。
広さは3.3m×14.5mの幅の狭い長い作りで、 6㎡も無いであろう裏庭が付いていた。
私達はここを借り、まずスタジオとしての部屋を改築した。8ヶ月後、殆ど同じ作りの隣の部屋が空いたので、最初の部屋の持ち主とは違ったが、そちらも借りられることになった。

まず、裏庭にあった壁を取り去り二つの部屋を繋げる事にした。
これ以後の工程に於いて、私達は同じ空間に住居と仕事場が置けるような可能性を模索し、合わせて外見は周りの住居に上手く溶け込み、日常に良く見る普通の光景であり、素材も大袈裟な物を使わず、後々家具等が置けるスペースが確保出来るように柔軟性を持つ改築を目指した。

© Architect’s Studio/Su Sheng Liang

作る

まず北の端の方にMDF(中密度繊維板)で出来た住居可能中な箱を設置した。
これはコンパクトで3.6m×1.7m、中には念入りに大きさを調整したベッド、戸棚、隠しクローゼット、テーブル、卓上ランプ、開閉可能な窓、窓近くには椅子を設置した。

© Architect’s Studio

投影図法

この様な狭いスペースで住居をまかなうことにより仕事場のスペースをより柔軟に変えることが出来る。

寝室から壁一面に設置された棚(self-track system)を関節接合した物を裏庭まで伸ばし、それにより照明用のシャフトを覆い、その上小さなキッチンとバスルームを隠すことが出来た。杉を使って「さねはぎ」の方法で格子上に作成した戸棚は、特注した亜鉛メッキのレールに設置した。このレールは、部屋に光のトンネルを作る他に面白いことにそのまま引き戸やカーテンレールにもなった。

© Architect’s Studio/Su Sheng Liang

ここで問題になったのが裏庭の小ささである。あまりに狭すぎた上に外の通りに近すぎた。壁はそのままに既に狭い室内のスペースを広げる方法を模索しなくてはならなかった。

私達は細い木枠で出来た空の箱を用意した。その箱の半分を裏庭だった所に、もう半分を室内に置けるよう位置を割り当て、日の光が部屋の主要部分に行き渡るように工夫しながら裏庭だった所を室内にした。
それは元々あったスペースの外が中に、中が外に逆転するような当惑するものとなった。

この箱から庭に出るまでの動線では、まるでアジアで良く見かける、控えめで昔懐かしい縁側のようなスペースで一息入れられるようなものとなった。

© Architect’s Studio

半年後、裏庭は変化を遂げ、二つの庭を分断していた壁が取り除かれた。
以前使用したものと素材、作りが全く同じものでガラス状の物が隣の建物から凸型に設置された。この二つの箱の両窓を開け閉めすることで空気の流れを調節できるようになった。

隣の建物は同じ木の戸棚やレールを使った図書室、またはミーティングルームとして使用された。この二つの部屋の間を行き来する時には一度外を通って、光と空気を感じることが出来た。

© Architect’s Studio/Su Sheng Liang

今回の建築は、建物の中から建物の基礎となるような構造を形成し、住居と職場の融合、モダンな雰囲気への挑戦とその明快さを主とした。

© Architect’s Studio/Chen Hao

(訳:坪井実美)


この記事は株式会社響建設によって提供されています。

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