皆さまこんにちは!jazzmocaです。
今回は義両親を招いてジャパニーズ・ナイトを開催したときのお話です。
夫の両親はとてもフレンドリーで優しく、徒歩15分の距離に住んでいるので、私と夫は毎週末ご飯を食べに行っています。
たまにケーキなどを焼いてお土産に持って行ったりしていましたが、ほぼ毎週タダ飯を頂いている…ということで、日に日に「こちらからもおもてなしするべきなのでは?!」という気持ちが強くなる私。
ある日「ジャパニーズ・ナイトを開催します!」とアナウスンスしたのでした。
イギリスでは人によってはアジア系の料理を食べたことがなく、怖がってチャレンジすらできない人もいるのですが、ご両親はタイや日本へ旅行したこともあり、アジア料理に抵抗はない様子。何を作るか熟考した結果、以下のメニューにしました。
日本の家庭料理の代表格です!
唐揚げはこちらでもポピュラーなので心配はしていなかったのですが、肉じゃがは初体験であろうと予想できました。そしてあとから気付いたのですが、唐揚げも肉じゃがも味付けはほぼ同じ(しょうゆ、みりん、生姜)。大丈夫かなと少し思いましたが、そのまま予定通りに敢行。
結果は…肉じゃががダントツで大好評!お持ち帰りまでしてくれました。
これは私にとっては驚きでした。唐揚げは気に入ってもらえるだろうと思っていましたが、肉じゃがが一番人気になるとは。夫に驚いたことを伝えると、「イモと野菜と肉を煮込んだシチューだぞ、気に入らないはずがないだろう」とのこと。
肉じゃがはシチュー扱いなのか…とここでまた驚きでした。
そのことをTwitterでつぶやいたところ、大学時代の先輩から「東郷平八郎がイギリスのビーフシチューを日本で作らせたものが肉じゃがらしいよ、都市伝説だけど」と返事が。
そこでちょっと調べましたところ、
「1800年代の海軍軍人・東郷平八郎がイギリスに留学していた頃にビーフシチューを食べ、それを艦上食として料理人に再現させたが、料理人は話を聞いて憶測で味付けした。結果それが肉じゃがとなった」
との説があちこちで見られました。ただこれは一説であって、事実というわけではないようです。
だとしても、イギリス人の義両親が気に入ってくれたのもなんとなく納得ですね。
ちなみに、一番人気がなかったのは味噌汁でした。
「トウフの食感が苦手で…」とのこと。味噌も好き嫌いがあるかもしれません。
数日後、義理のお母さんから「持ち帰りでもらった肉じゃが今日食べたらおいしかったわ!素敵な夜をありがとう」とメッセージが届き、ジャパニーズ・ナイトは大成功となりました。
次は麻婆豆腐でもふるまおうかな…と考えているjazzmoaでした。