この記事は、ハンターハンターをはじめとした漫画の考察やコスプレなどで大人気のブログ「私の名前はジロギン。」を運営しているジロギンさんより寄稿して頂きました。
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こんにちは!ジロギンです!
アンパンマンワールドの住人に「ちびぞうくん」という、ぞうの子供がいます。
「小さなぞう」だから「ちびぞう」という名前が付けられているのでしょう。
アンパンマンワールドに住む人々は、ストレートな名前が付けられています。
例えば、
などなど・・・ちびぞうくんも、例外ではありません。でも・・・
ちびぞうくんが大きくなったら名前はどうするんでしょうね?
ちびぞうくんはぞうですから・・・大人になったら巨体になるポテンシャルを秘めているはず。
なのに名前に「ちび」が入っていたのでは、体のサイズと合わなくなってしまいますね。
今回は、ちびぞうくんが成長した後の名前について考察したいと思います。
アンパンマンワールドに住む、ぞうの子供です。クリームのような体の色をしています。
小さな体ですが、鼻の力はとても強いです。
カバおくんたちと同じ学校に通っており、いつも元気に遊んでいます。
ちびぞうくんの性格は、素直で明るいです。しかし小生意気と言いますか、強気な面もあります。バカにされたりすると、感情的に反論することもしばしば。
ただ、小さな子供が怒っているだけなので、ジャムおじさんやアンパンマンなどの大人?たちからは温かい目で見られています。
嫌われているということはありません。
このちびぞうくんの強気な性格が、時に、ばいきんまん相手に向くこともあります。
ばいきんマンに強気な姿勢を見せるのは勇気のいる行動ですが、危険も伴います。
ちびぞうくんの言動に怒ったばいきんまんは、ちびぞうくん含め、友達たちに攻撃を加えることも。
ただ、このちびぞうくんの作った隙が、アンパンマンの顔を新しいものに変える時間となり、逆転勝利につながるケースも多いです。
ちびぞうくんについての説明はこんなこところで、考察をしていきましょう。
子供の名前をつけるのは、基本的にお父さんとお母さんですよね。
ちびぞうくんの名付け親ははっきりしませんが、おそらく、ちびぞうくんのお父さんとお母さんだと思います。
「ちび」という言葉は、体が小さいことはもちろん、「子供」という意味でも使われることがあります。
たまに「うちのちびがさぁ〜」なんて、自分のことを話すおじさん、いますよね?
実際、子供が中学生くらいになったら、「ちび」なんて呼ぶことはまずないでしょう。
でも、お父さん、お母さんにとって、子供は「ちび」です。小さい時のことを知っているからこそ、まだまだ未熟者という意味でも「ちび」な存在だと思います。
名付け親であるお父さん、お母さんからしたら、ちびぞうくんはいつまでも「ちび」。だから、基本的に一生変えられない本名にも「ちび」を入れたのかもしれません。
「現状に満足したとたん、成長は止まる」なんて言葉を聞いたことはありませんか?
これは野球の野村克也(のむらかつや)さんの言葉です。
満足してしまうと、勉強したり、運動したり、人と会ったり、出かけたりといった、新しい挑戦をしなくなってしまいます。結果、成長にもつながらない、というような意味ですね。
ちびぞうくんのお父さんとお母さんは、この言葉のような信念を、ちびぞうくんに持って欲しかったのかもしれません。
「自分はいつまでもちびだ。未熟者のぞうだ。でもそれでいい。この気持ちが、新しい自分を見つけるための挑戦へとつながる・・・」
だから、「ちびぞう」という名前にした・・・なんて子供思いな両親なんでしょうね。
「ちび」と聞くと、悪口をイメージしてしまいます。でも、考え方を変えれば、自分自身を満足させず、挑戦させようとする言葉とも受け取れますね。
・・・いや、だとしても、子供に「ちび」と名付けるのはどうでしょう?
本当に子供のことを考えていると言えるのでしょうか・・・
絶対にクラスで「ちび」って悪口を言われちゃいますもん。
ちなみに、ちびぞうくんのお母さんの名前は「でかこかあさん」です。
でかこ!子供に「ちび」と名付けていながら、親である自分は「でか」と名乗っている!!
子供と親との格差を見せつけるようなネーミングです。
確かにちびぞうくんよりお母さんの方が大きいですが、ちびぞうくんだって、やがて大きくなる可能性はあるんですよ。
なのにまだ赤ちゃんの時に
「はいちびっ!この子は私よりちびっ!だから名前は「ちびぞう」!一方で私はでかこ!なぜならでかいから!」
と、当時の体のサイズで名前をつけてしまうのは、ずるいですぜ!
・・・というのは冗談です。でかこかあさんはそんなことしません。
でかこかあさんの名前から考えると、ちびぞうくんの家系は、
「体のサイズによって名前を変える」
みたいなシステムがあるかもしれませんね。
昔の日本、平安時代〜江戸時代までは、武士や貴族の家に生まれた子供は「幼名(ようみょう)」を名乗っていました。
「〜丸」とか「〜代」とか、こういう名前を名乗ります。
大きくなって成人したら、別の名前を名乗るようになるのです。
ちびぞうくんの家系では、子供の時は「ちび〜」など体の小ささを表す言葉を名前に含める。
そして大きくなってきたら「でか〜」など、体の大きさを表す言葉を名前に含める。
このシステムがあるから、子供のちびぞうくんは「ちび」、大人のでかこ母さんは「でか」が名前に含まれている・・・のかも。
もしこのシステムだったとしたら、大人になったちびぞうくんはどんな名前になるんでしょうかね?
「でかぞう」
「ビッグぞう」
「巨ぞう」
「大ぞう」
などでしょうか?
個人的には「巨ぞう」くんがいいですね。発音が好きです、「巨ぞう」くん。
個人的には、「ちびぞうくん幼名説」が一番しっくりきますかね。
一度決まった名前を変えられないのは現実の世界だけです。おろか、現実の世界でも、事情があれば本名を変えられます。
本名とは違う名前を名乗ったり、ニックネームの方が有名だったりする人もいますからね、芸能人とか。
アンパンマンワールドでは、名前を変えても問題ないのかもしれません。
ちびぞうくんが大きくなったら、名前はその時考える。
ある意味、自由が認められた世界と言えますね。
???
「ちびぞうくんが大きくなったら・・・?何を言っているんだい?」
ジロギン
「!?」
???
「私たちは私たちの世界で、各自の役割を果たせばいいんだよ。ちびぞうくんはこのままずっと、「子供のぞう」という役割を果たしていくんだ。」
ジロギン
「何を言っている?ちびぞうくんだって、体が大きくなって、友情や努力、恋を経験して大人になるはずだ!」
???
「ちびぞうくんは大人になんてならないよ。なぜなら彼は「ちびぞう」くんなんだからね。大人になる必要がないんだよ。
君は、踏み込んでいけないところに、踏み込んでしまったようだ・・・」
ジロギン
「や、やめろ!何をする!う、うわぁぁぁぁぁぁっ!」
???
「・・・さて、おじゃま虫はいなくなった。では、今日ちびぞうくんたちに配るパンを焼こうか、バタ子。」
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