共働きのご夫婦と、2歳のお子様の3人家族。高知県出身、在住。
前回の「 プラン開始。Y様と建築デザイナーと工務店の想い / Y様がお家を建てるまで。その4」はこちらから
内田先生からLINEで、次回定例会で隠し玉プランがあると聞いた時はワクワクしました!
夫婦でどんなんだろうねと言いながら楽しみにしていました。
事前に言ってしまったので自分のハードルをあげてしまいましたね(笑)
今回、なぜ僕が「隠し玉プラン」と言ったかというと、「二階建ての合理的プラン」に比べて「お客様の要望に素直に従ったプランではなかった」からです。
「隠し玉プラン」は、Y様とのお話で浮かんだ「真面目な人柄」、「合理的な家」というインスピレーションをもとに、変化球を加え、あえて平屋を選択しました。
よりシンプルに生活できるように、部屋数も大きさも必要最低限。
ですが、子供部屋は2部屋、来客用の和室も確保し、Y様ご家族の生活スタイルにあったコンパクトなお家になったかなと思います。
Y様:最初隠し玉プランと模型をいただいた時のことは覚えています。自分達では想像もしなかった形で、模型を持ち帰って色々な角度から見てみました。
特に私(奥様)は中庭にときめいて、中庭から反対側の部屋をのぞいたらどんな風か。
子どもがここにいたら、キッチンに立つ私の姿が見えるのかな、など想像するのがとても楽しかったです。
それと、実際中庭のあるお家の完成見学会に行ったときに「模型と違う?」と感じた事も決め手の一つでした。
今見ても平屋のプランは素敵だと思いますが…!
僕も「隠し玉プラン」は結構気に入っています(笑)
ただ、今の「合理的プラン」も家事動線にこだわったので、住みやすい間取りにはなっていると思います。
特にご要望の洗濯動線は「洗濯する、干す、収納する」を一直線にまとめたことで、かなり使いやすいのではないかと思っています。
脱衣→洗濯→物干し→収納 の洗濯動線を一か所に集約!季節ごとの洋服もまとめて収納できるよう、クローゼットは大容量。
はい、とても満足しています!
この動線も、うちは夫が洗濯担当なので、仕事中に雨が降っても大丈夫なように物干しスペースは半室内のような形にし、風と光はしっかり確保できるようにしていただいています。
今の社宅ではベランダに洗濯物を取り込んだあと、どうしてもリビングに置いたままになりがちなので、新居では取り込んだあとすぐにクローゼットに収納という動線が確保でき、生活しやすいのではないかとワクワクしています。
このプランができた時、共働きのご夫婦に寄り添ったプランだなと感心しました。長年建築に携わっていますが、同じ家庭が無いように“同じ家は1つもありません”
時に建築デザイナーの先生は、我々でも驚くようなプランを提案してくれます。
それぞれのご家庭ごとの生活に対し、親身になって考える建築デザイナーとの家づくりこそ、家づくりの醍醐味であると思っています。
次回は、Y様がお家を建てるまで。その6「⑥IH vs ガス⁉100万円削減した、プランの見直し方法」をご紹介いたします。
この記事を書いたヒト
響建設は、高知県で建築工事及びその関連事業リフォームからメンテナンスまでもを手がける総合建設会社です。