★この話はフィクションですが、ストーリー中に登場する土地や家づくりの価格などは、2018年の相場を元にプロのライフプランナーが算出した数字を使用しています。
ふるさとくんによる、リアルなシミュレーション物語としてお楽しみください。
ふるさとおっとくん
37歳
株式会社とさ商事勤務
某歴史上の偉人に似てるとよく言われるが、本人は改革なんてとんでもない小心者
今まで家づくりやライフプランなんて考えたこともない、のんびり屋
ヨットサークルや釣りなどのマリンスポーツが趣味
つまさん
32歳
アパレルブランドterrada勤務
むすこくん
5才
むすめちゃん
2才
高知のファイナンシャル・プランナー Novnovさん
高知市に住むサラリーマン、37歳2児のパパ、ふるさとおっとくん。
ある日つまさんが言った「そろそろ家を建てたいんだけど・・・」をきっかけに、ライフプランニングを考えることに・・・そしてファイナンシャルプランナーNovnovさんのところに、相談にやってきたのでした!
前回のおはなし:ふるさとくん、ライフプランニングの相談にいく その①
今回は、お家づくりのためにライフプランニングを始めるそうですね。よろしくお願いします!
ただ、そろそろ家がほしいという気持ちだけで、まだ土地も資金もぜんぜん決まってないんですよ。
あと、できれば自分たちの趣味に使えるお金も、少しぐらい残しておけたらなぁ・・・なんて。
僕はヨットサークル「海援隊」に入ってるんですが、そちらの活動にもちょっとお金がかかるので。
まだそんなこと言ってるの?!
自分たちの趣味になんて、お金が残せるわけないじゃない!
えぇっ?!
ああ・・・そ、そうだよね・・・いや、もし残せたらいいなあ、なんちゃって・・・
なに、ごにょごにょ言ってるの?
そんなの無理ですよね、FPさん!
まあまあ、つまさん、落ち着いて・・・(笑)
そういった、誰かが生きがいを我慢しなくてもすむように、そして家族みんなが、無理なく充実した人生を送れるように、ライフプランを立てるわけです。やってみないとわかりませんよ。
えっ?!そうなんですね。
あなた、よかったわね!
(よかった・・・実は海援隊の皆には、もう約束しちゃったんだよね・・・)
ライフプランというのは「豊かで安心できる」人生設計なんです。
結婚・出産・進学など人生で起きるイベントだけじゃなく、「将来こうなりたい」「こういうことをしたい」といった夢や希望も、計画に組み込むんです。楽しみを犠牲にしてプランを立てても、幸せな人生にはなりませんからね。
よかった!
だったら私も、実は社交ダンスをやってみたいと思ってたの。たけちとみこさんに誘われたのよ!
家づくりとか子どもの進学にお金がかかるから、子どもたちが成人するまでは・・・って諦めてたんだけど。
お子さんのために親御さんが我慢するとか、誰かが楽しみを犠牲にすることがないように、なるべく無理のない現実的な計画を立てるんです。
まずはダメ元でもいいので「自分のやりたいこと」「将来の夢」など、ご希望を出し合ってください。
ご家族のライフプランをたてるにあたって、必要な項目はこちらです。
これらの情報を元にして、人生において必要な支出、それを収入や貯蓄からどうやって賄うのかを整理していきます。
項目一つひとつを、順番に見ていきましょう。
家族構成、それぞれの年齢、性別、生活環境などです。
こちらは「現在の収入」だけでなく、「過去の収入」「将来の収入と退職金の予想」まで わかる範囲でいいので教えてください。老齢年金を計算するのに必要です。
これについては、お子さまが小さいうちはなかなか予測しづらいとは思いますが・・・わかる範囲で結構ですので。
ただ高知県のご家族の場合、お子さまは県外の大学に進まれることが多く、教育費は高くなりがちですね。
この、いわゆる「遊興費」については、なかなか皆さん記入して頂けないんです。遊びに関する出費を、人生設計に組み込むことに抵抗があるようなんですが・・・でも実際にご家族で旅行や外食、レジャーに行くことが全く無いなんて、あり得ないですよね?
この「遊興費」は、しっかりとライフプランに含むべき大事なお金なんです。
その意味でふるさと家のお2人は、ヨットサークルや社交ダンスなどやりたい事がハッキリしているので、こちらとしても助かるんです。具体的な金額が予測しやすいですから。
預貯金に加えて資産などあれば、そちらもご記入ください。
現在は賃貸マンションにお住まいとのことですが、そちらの支出、更新時期なども教えてください。
今後のお家づくりとの差額などを調査します。
そしていよいよ、お家の購入計画です。
1〜6までのマネープランと兼ね合いを考えながら、なるべく希望が叶うように、ご家族の人生設計をたてていきます。
次回はこの、ライフプラン・シミュレーションをたてていきましょう!
その3に続く!
この記事は株式会社響建設、株式会社サイラタウンによって提供されています。
この記事を書いたヒト
保険の仕事で全国を転々として高知へ。お客様の声を直接聴きながらファイナンシャルプランナーと保険の仕事の二刀流で活動中。